Disaster ABCを受講しました(2017.10.22開催)

2017/11/06


 10/22(日)、当院にてDisaster ABCを受講しました。Disasterとは「災害」という意味で、今回のこのコースは地域密着型の病院災害対応訓練です。全国からインストラクターが6名集結し、当院職員へ災害医療の知識を習得していきます。このコースは、座学・シミュレーション・ロールプレイを通して、当院の災害対策について考えるコースになっています。

 各シミュレーション・ロールプレイエリアでの実践内容は、以下のとおりです。
 情報管理/通信エリアでは、それぞれの部門や部署とどのような内容の情報を集約し発信するのか、通信手段としてのトランシーバーの取り扱いルール・実践など。
 トリアージエリアでは、次々に運ばれてくる患者を赤・黄・緑・黒の色に重症度緊急度に振り分け、その情報の管理・情報発信など。
 治療エリアでは、トリアージエリアから運ばれてくる患者の優先順位をつけて限られた人員・資源で対応するのか、またその情報の管理・情報発信など。

 今回、初期研修医にも参加してもらいました。今後30年以内に南海トラフ巨大地震が発生し、当地域において震度6弱が想定されている今、研修医の時から災害に対する準備をしておくことはとても重要です。そして一人では何も出来ません。チームでいかに災害を乗り切ることができるのか、そのためには今何をしておくべきかなどが明確となったようです。
 来年も災害訓練を行い、しっかりと研修医を巻き込んで訓練していきたいと思います。

(救急外来・多賀)

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